『志乃さん、ミイラ男は!?』


辺りを警戒しながら志乃さんに問う。


だっていきなり目の前に出てこられたりなんかしちゃったら、気絶する自信があるもん!!


「ウソよ」


『えっ?』


う・そ?


頭の中で平仮名2文字がスパークする。


「だからウソ。

あなたを起こすためのね」


『もう、脅かさないでくださいよ……。

それと……ここどこでしたっけ?』