「あーっ、ハルちゃん赤くなってる~☆」


「うるせぇよ、何でもないっつってんだろ//」


「ウブだねぇ~」


「……なっ!!//」


「……?」



遥をからかう由依と紫水に、顔を真っ赤にしてむきになる遥。

やや出遅れて3人を見やり、視線を落としてまたケーキを頬張る清龍。


笑顔とは与えるもの。

そして与えられるもの。


ああ、私はみんなと一緒にいるこの時間が大好きだ。


微かな吐息とともに、唇が緩やかな弧を描いた。