清龍はちゃんとお礼言ってくれたのにな。


「うっせぇ、お前のいれた茶が飲みたかったんだよ……」


遥も見習えばいいのに……。


『……あれ?

何か言った?』


思考の間に割り込んできた遥の声に首を傾げる。


考え事してたから、分かんなかったよ。

それに声小さかったし。


「な、何でもねーよっ//」


赤くなる遥にますます首を捻る私だった。