由依の持ってきた“差し入れ”は遥の、というか大方の予想通り甘いものーーすなわちケーキだった。 「そんな物こんな時間に食ったら太るぞ?」 『……うっ』 箱から姿を現したケーキをしかめ面をしながら見ている遥。 遥、痛いとこついてこないで……!! 「いいのっ。 頭使うんだから、糖分補給しなきゃ☆」 『そうだよね?』 由依の言葉に賛意を示すも、 「まあ、確かにこんな時間に食事をするのは美容と健康には良くないね」 と、さらりと言い放った紫水に追撃された。 『ううっ、一個にしときます……』