どうしよう、これじゃ収拾がつかないよ……。
助けを求めて後方に視線をさまよわせると、口の端を吊り上げて2人の様子を観察している紫水の姿が目に入る。
この人、この状況を愉しんでない!?
観察……っていうか、もはや観戦?
何にしろ助けてくれそうな雰囲気じゃないので、再度視線をさまよわせると今度は清龍の姿をとらえた。
……って、あれ?
何だか清龍、難しい顔してない?
「……うっ」
『清龍、どうしたの!?』
見つめていると突然、小さなうめき声を上げて顔をしかめた清龍に、心配になって慌てて駆け寄った。
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