「ヒカちゃんどうしたの?☆」


『うわっ!!//』


バッ。


ぴょこんといきなり目の前に現れた、由依の顔にびっくりし、反射的に肩を押し返して距離をとった。


マズイ、完全に意識が別世界へ行ってた……。


「うぅっ、ぐすん……。

ヒカちゃんに避けられた……。

ヒカちゃん僕のことキライ?☆」


気づけば由依の瞳が揺らめいて、大きな目にみるみるうちに涙を溜めていて、


『あっ、いやこれはそのえっと、違うよ!!

ちょっとびっくりしただけだから!!』


すごく焦る。