私こそ光る☆君~グランプリ編~

「でもまあ、直接奏の姿が見れなくても、元気にしてるのはテレビとか雑誌を通して知ってたから、特に心配はしてなかったけどね」


『ふ~ん、なるほど』


笑いながら付け加える由梨亜にうんうん頷いたが、何か違和感が残る。


……うん?

テレビ、雑誌を通して……?


『ええぇぇえっ!!

私がテレビ出てるの知ってたの!?』


無言で頷く由梨亜は、私の急な叫びにも事前に対処し、しっかりと両手で耳を塞いでいた。

それを見て、思わず顔が綻ぶ。


おおっ、さすが由梨亜!!

さすが私の親友!!


こういう時、なぜかすごく誇らしくなる。


「私があんたのその呑気な顔を見間違えるわけないでしょ?

それよりあんた、相変わらず鈍い……っていうか、前よりひどくなってない?

テレビに映ってたのは、半分はそういう演技だと思ってたんだけど」


……やっぱヒドイ。


それでも由梨亜が私のことちゃんと見ててくれたのは嬉しいな。