私こそ光る☆君~グランプリ編~

「……ぷっ。

クスクス……」


部屋の中に響き渡る笑い声。


……うん?

笑い声!?


バッと勢いよく顔を上げると、由梨亜の笑顔が見えた。


「ふふっ、バカね。

私があんたのこと嫌いになるわけないでしょ?」


そう言う由梨亜の表情は慈愛に満ち溢れていて……。


『由梨亜……』


タタタッと由梨亜のもとに……。


「今さら見捨てたりしないわよ。

見捨てるなら、とっくの昔に見捨ててる」


ズテンッ。


駆け寄ろうとして盛大に転んだ。


あたたた……。


『ひどいよ、由梨亜!!』


「ふふっ……」


涙目でにらむとさらに笑われた。


絶対、今、私からかわれてる……。

そりゃ泣きながらにらんだって全然効果ないのはわかってるけど!!


「やっぱり奏は奏のままね。

からかって遊ぶと面白いとことか」


あっさり、“からかってます宣言”されちゃったよ……。