『「「「「おつかれさまでした~」」」」』
メンバー全員でスタッフさんたちに挨拶をしてからスタジオを出る。
ふ~、やっと終わった~。
結局、天辺(午前0時)越しちゃったな。
でも、これで今日は家に帰れる。
「ヒ~カ~ちゃん?☆」
クタクタに疲れているものの、妙にうきうきした気分で楽屋に戻り、帰りの仕度をしていると、後ろから由依に声をかけられ、抱きつかれた。
『どうしたの?』
仕度する手を止めずに聞き返すが、由依は答えない。
『由依?』
手を止めてもう一度尋ねると、由依は抱きつく腕にギューッと力を込めた。
「……僕、ダメだった?☆」
背中に呟かれた声はとても小さくて。
顔は見えないけど、何だか元気ないみたい……。

