私こそ光る☆君~グランプリ編~

「そんなの決まってるじゃないか。

“気になるから”だよ」


爽やかな風を吹かせてひと言。


ギャップが激しすぎて怖いよ、紫水。


『……ははは』


無理やり笑顔を作ろうとしたけれど、出来たのは引きつった顔だけだった。


やっぱそう来るのね……。

“気になるから”

ただそれだけの理由で、この人はいったいいくつの秘密や謎を暴いてきたんだろう?


でも個人成績だけは、ここは何としてでも隠したい。

いや、だってね?

誰が一番って言っても、恨み買いそうで怖いんだもん!!

紫水は言わずもがなだし、遥はすごく落ち込みそうな気がするし、由依の元気ない姿は私が見たくないし……。

清龍の反応だけは不明だけど。


それより何より!!

順位って言われても、いまいちよくわかんない。

だって、あれはあくまで演技なわけで……。