「カーーット!!☆」
『ハァ~……』
終わりを宣言する由依の声が聞こえて、ホッと胸を撫で下ろした。
ヘナヘナと地面に崩れ落ちる。
ため息と一緒に力も抜けた気がする……。
「ヒカちゃん、大丈夫?☆」
『ダイジョーブダヨ』
せっかく由依が心配してくれたのに、返事が棒読みになる。
ウソ。
本当は全然大丈夫じゃない。
「セイもやるね、不意打ちなんて……」
紫水が何気なく口にした言葉にハッとした。
さっきのはまさに不意打ちだった。
あんなタイミングで清龍の告白が始まるとは思わなくて、心の準備ができていなかった。
けれどもし本当の告白なら?
本当の告白に不意打ちでないものがあるだろうか?
手紙やメールで呼び出された場合であっても、その呼び出しは受け手にとっては不意打ちだろう。
ただの演技の告白でこんなに慌てたのに、もし万が一本当に告白されたら私どうなっちゃうんだろう?

