「う~んと、次はセイくんだね☆」
二人の喧嘩(?)が沈静化した頃、由依が企画の進行を促した。
さっきまでの数分間は編集でカットされるんだろうな……。
紫水に散々遊ばれて疲れ切った様子の遥に心の中で手を合わせた。
あの紫水に勝とうと思うのが間違いなんだ。
私もさっきの勝負(?)は見るも無惨な完敗だったし……。
せめて出番が来るまでに遥の体力が回復していることを祈ろう。
『清龍はどんな設定なの?』
進行を急ぐ由依を手伝い、今度は自分から清龍にたずねる。
だって、清龍って自分からはなかなか説明してくれなさそうなんだもん。
タイムロスを巻き返さなきゃ。
「俺は……」
『うんうん?』
口を開いた清龍の方に耳を傾ける。
「……好き」
『……へ?』
あらら?
好きって何が?
話が飲み込めないんだけど……。

