私こそ光る☆君~グランプリ編~

「誰って、お前に決まってんだろ。

ったく、この俺様の手を煩わせやがって」


『別に助けてなんて言ってないでしょ!?

だいたい助けるなら、頭叩く以外にも方法があるでしょ!?』


「別に方法なんかどうでもいいだろ!?

それが一番手っ取り早かったんだよ!!」


「君たち、そういうのはよそに行ってやってくれるかな?

怒鳴り声は繊細な僕の耳に響く」


ギーギーギャーギャー言い合う私たちの間に別の声が割って入った。


ん?

声がする位置が何だかものすごく近いような……。


『……紫水!!//』


叫ぶと同時に肘を後ろに突き出して、絡み付いていた腕を振りほどき、飛び離れた。


忘れてた!!

紫水の膝に抱えられてたんだった、私!!


「あ~あ、せっかくいい雰囲気だったのに」


幸いにも私の肘は紫水には当たらなかった。

うまく避けられたらしい。

おかげで私は紫水から離れられたわけだけど……。