私こそ光る☆君~グランプリ編~



視界の端で動くものがあった。

素早く動くそれが何であるか認識する前に、ビシッと頭に衝撃が走った。



『……った~!!』


涙目で見上げれば、不機嫌そうな顔。


『いきなり何するの、遥!?』


「うるせぇ。

やっと正気に戻ったか、カボチャ頭!!」


遥は顔の横まで持ち上げていた右手を下ろしながら言う。


どうやら手刀を加えられたらしい。


『あれ?

そういえば普通に喋れる!!

手も動かせるし。

よく分かんないけど、さっきまで舌が顎に張り付いたみたいで、喋れなかったんだよね。

ありがと……って、誰がガボチャ頭だ!?』


手をにぎにぎとして動きを確認し、感動を覚えた後に思い出して叫んだ。


カボチャ頭って、脳みそツルツルの頭空洞なおバカさんってこと!?

そうなの!?