私こそ光る☆君~グランプリ編~

「面白いね、君は。

表情がクルクル変わって小動物みたいだ。

フフッ、僕もおかしくなっちゃったのかな?」


おかしくなったと言って、可笑しそうに笑う紫水。


見えなくてもわかる、この上なく妖艶な顔。


『~~っ//』


紫水がゆっくりと囁くように告げるたび、耳元をかすめる吐息にビクッと身体を震わせて……。



「君が手に入るなら他は何もいらないと思うくらい、君が好きだよ……?」


『……!?//』


甘くかすれた声は最後は消えてしまいそうなほど小さかった。



喩えるなら、黒い薔薇。

美しい花と甘い香りで誘惑し、気づかれないうちに蔓(つる)でがんじがらめに拘束し、思考さえ麻痺させて支配する。


今この場を、私を支配しているのは紛れもなく、紫水。