私こそ光る☆君~グランプリ編~

どのくらいの間、そうしていただろうか?


観察し続けるのにも疲れ、ならばこちらからと軽く握りこぶし力を入れ、鼻で息を吸って口を開きかけた時だった。


「入っちゃダメって言ったのに……」


まるで私がそうするのを待っていたというようなタイミングで、言葉を紡ぎだした紫水。


そんな……!!


困惑する私の方へ腕が伸びてきて、手を掴まれる。


「イケナイ子だね……」


クルリと身体の向きを変え、為す術も無いまま膝の上に落とされた。


一瞬、本当に一瞬に思える出来事だった。


肩と腰に添えられた手。

それほど強い力が込められているわけでもないのに、動けなかった。


か、かかか……絡みつかれた!?//


巻きつく腕と、自分のものでない髪が頬をくすぐる感触に赤面する。


しかし、ここで手を緩める紫水ではない。