私こそ光る☆君~グランプリ編~

「じゃあ相手役してくれないなら、番宣は無しにしようかな」


『なっ!!』


手のひらを返したような紫水の態度に、言葉に詰まった。


そんな横暴な!!

グランプリ出場の宣伝をさせてもらえないのは困る!!


「どうする?」


カメラに映らない絶妙なアングルで私の顔を覗き込み、意地悪そうな笑みを浮かべる紫水。


詐欺だ……。


『そ、そんな決定権紫水には無いもん!!

ねぇ、由依?』


動揺しながらも負けじと言い返し、由依に同意を求めるが……?


「ヒカちゃん、僕からもお願い?☆」


と、可愛くお願いされてしまった。


そ、そんな!!


助けを求めて視線をさまよわせば、遥とスタッフさんには露骨に目をそらされ、清龍に至っては目が合っても真顔のまま無反応だった。


この裏切り者~!!


頭の中で謗(そし)り言がリフレインする中、魔の企画が始まった。