-Somewhere far far off in the sky-

Azusa

鼓動を打つ心臓
トクントクンと
アイツが俺の名前を呼ぶたびに
この気持ちに名前をつけるなら何だろう

俺が買ってきた物を旨そうに食う流聖。
「うまっ俺コレが一番好き。」
唇の端にマヨネーズを付けたままニッコリ笑われて、
ついつい、考えてはいけない方に考えを向けた俺は平常心を失いかける
「そうかそれは何よりだ」
流聖の膝を借りたものの、俺を覗き込む顔があまりにも無防備で寝ることを忘れた。
「流聖」
あまりにも見られている視線に耐えかね俺は口を開いた。
少しは自覚してほしい。
そこらに居る女よりずっと白い肌に大きいアーモンド形の二重。
小さく形のいい唇に鼻筋の通った顔はモデルでもここまで綺麗な顔のやつは居ないだろうと思う。