「ごめんっ!ごめ、ね……!そうだよね……まだっ、あ、み空が、学校っ来始め、て……3ヶ月だってっ……経ってないのにっ……」 あれ、荒島が泣いてる。 泣きながら私を抱きしめる荒島の向こう側にあった鏡が、やけに鮮明に私の視界を埋めていて、その鏡の中の私は、何故か泣いていた。 悲しくなんか、ないのに。 苦しくなんか、ないのに。 変なの。