俺はカシスオレンジを飲み終え、次にメグミの好きなジントニックとフライドポテトを注文した。



「俺の好きな女性はお酒で言うならばカシスオレンジだよ。何故なら凄く甘いからだ。ごく普通で可愛くて手軽な値段で人気なお酒だよ。女性もそうさ難しい女なんて好きじゃないよ。メグミだって俺から見ればカシスオレンジだよ。可愛くて女の子ぽいよ。」


ジントニックと山盛りのフライドポテトがテーブルの上におかれ、

メグミはフライドポテトをつまみながら言った。

「そうね、私はカシスオレンジなのか。じゃあなたはこの塩のきいてないポテトかしら。」


「今度は食べ物で例えるのかい。」







「この塩のないポテトとカシスオレンジの相性は最悪だって言いたいのよ。カシスオレンジにあう最高の食べ物は何か知ってる?それはね、【枝豆】なのよ。」