裏切りそして塀の中。

と言うとまたひどく泣きだした。こうきをみるとこうきも泣きそうな顔をしていた。

『なんそれ?そげなん奴ね?』

私は密かにとのは元カノの"ちひろ"を未だに好きな事を知っていた。

子供が出来て彼女側の親に別れさせられたと聞いていた。

でも私は、私の方を向かしてやると思っていた。
変えさせてみたかった。

『とりあえずファミレス行こう。』

私は泣き顔を人に見られないように、こうきの背中に顔を当てて原付の後ろに乗った。

ファミレスに着いてこうきと話して気分的に落ち着いたので、家に帰ると行った。

『ダメ。家に帰したらなんするかわからん。手…。』

と言いかけてやめた。

こうきはきずいていた。

今なら死んでもいいと思った。

『んじゃあ帰ってお風呂入ってまたこうきのとこ来る。それならいい?』

『わかった。』

『ありがと。洋服忘れたけん、こうき取ってきてくれる?とのに会いたくない。』

『いいよ。』

と言ってこうきの家に戻った。

私は下で待っていた。
こうきは上にあがって行った。

5分して、こうきが階段を降りてくるのがわかった。

玄関のドアを乱暴に開けてこう言った。

『クソがっ。』