裏切りそして塀の中。

休みの前の日とか、追悼とかで走るという事を知ってからギャラリーにハマった。

警察に補導されようが関係なかった。とにかく走ってるのを見るのが楽しかった。

毎日駅にあさみと行って12時すぎるのを待って4時5時まで待って走りがなかったら帰るという生活をしてた。

家に帰って走り出したりする事もたまにあった。
もちろんすぐまた戻って見てた。

ある日私はいつも通りあさみと駅にいた。

その日は走りがない事はわかっていたけど、駅に2人でいた。

たまたま通りかかった先輩が私に言った。

『さおりこん前シンナーしよったばい。』

『はぁ!?嘘やん!』

『いや、こん前会ったら袋持っとって、しよっと?って聞いたらなんか意味わからん事言いよったもん。』

それを聞いてあさみと話してた。

『前約束したんよね〜。したらくらすっちゆっとるっちゃん。信用していいと思う?』

『2人で決めとった事ならしょうがないっちゃない?』

『やんねぇ。実際見てみらんとやっとるかわからんしね…。まずはそれからやね。』

『確かにあさみがこの前見たときも少しおかしかったもんね。』

『マジでや。ならほぼ決定的やね。』