裏切りそして塀の中。

そしてさおりに言った。

『あの人がしてくれるげなけんやってくれば。』

さおりは最初はビックリしてたけど、すぐに切り替えしてきた。

『なんで!?なんてゆったと!?あの人ブサイクやけん嫌やん。』

《お前ぐらいの顔で相手の顔選ぶ権利ねぇやん》
『さおりが処女脱したいって言いよるけんしてやってって言った。』

さおりは1時間ウダウダ言ってしようとしなかった。

だからと言ってじゃあ帰ろうってゆうと帰りたくないとか言ってきたので、またキレた。

『あんたたいがいにせんね。するかせんかはっきり決めろやん。じゃないと1人だけ置いていくばい。』

その時は山の頂上付近にいたので置いてきぼりくらうのは誰でも嫌だと思う。

その言葉に効果があったのか、

『じゃあする。でも私が痛いってゆったら止めてね!』

『はいはい。』

私どももう一人の男の人は車から下りて外で待っていた。

二人を車に残して30分たたないうちに携帯が鳴った。
さおりからだった。

私は男の人と車に戻った。

外にはさおりとヤった男が立っていて、私を見るなり、

『あいつマジしゃーしい。痛いばっかり言ってできんと。』

と言って車に乗った。