裏切りそして塀の中。

《もしかして顔だけみて帰ったとか?マジありえんっちゃけど…。》

と思ってたら電話がなった。

見るとのぶからだった。

『…はい。』

『マァジごめん!今どこ!?』

私は電話で話ながら待ち合わせ場所に戻った。

そこには成宮寛貴似の男の人ともう一人男の人が立っていた。電話で話しながら。

『はじめまして。』

私は少し泣きそうになりながらも笑って言った。

『あ、あやちゃん?』

一瞬反応するのを忘れた。

《そういえば私はあややった。危ない》
『そうです。いなかったんで帰ろうとしてましたよ。』

『ごめんごめん!電車一本乗り遅れてから遅くなった。』

私はそれがたとえ嘘でも嬉しかった。
ただ来てくれた事だけ嬉しくて泣きそうになったんだ。

『あとこれ俺の親友。ひろしっちゅうんよ。俺よりかっこいいけんあんまり連れてきたくなかったんやけど。』

『どうも〜。よろしく!あやちゃん。』

『あ、どうも。』

《私はのぶの方がかっこいいと思うけど…。》