「はーいっ」 みんなに頼ってばかりじゃ、ダメなんだよ。 あたしが、しっかりしなきゃ。 心配、させたくないから。 ― 奈「ありがとうございましたーっ」 「先輩、さようならーっ」 湊「…っ…」 カサッ― 湊斗が帰りぎわ、女の子にばれないようにあたしに小さな紙切れを渡してきた。