―――あれ? 普通だ。 オレ、なんでイラッときたんだっけ? 水嶋に向けた眼差しに、特別な意味があるような気がして――― でも二人は、淡々と話を進めるだけ。 「それならいっそ扇風機、持っていきます?」 「ありがたいけど、ユズたちはどーすんの?」