良かった。

南田くんのセリフじゃないけど、出来がちょっと気になってたから。


「でしょ?」


繭子が得意気に眞鍋くんを見上げてくる。


「うん。ショーリが気の毒になるくらい美味い」

「なんか複雑な気分だけど、一応ありがと」


言い方はビミョーでも、おいしいって言ってくれたわけだし。