「やーっと起きたか。で、どーしたの」


「…再テスト」


さっきまでの暗い気分が戻ってくる。

あたしの返事で眞鍋くんはすぐに分かったらしい。

切れ長の目を軽く見開いていたずらっぽく笑った。