軽く投げられた言葉に反応したのは、あたしじゃなく繭子。

お米とぎおわったんだ。


「や、深い意味はねーけど」

「けど何」

「料理のセンスも壊滅的なのかと思って」


南田くんの返事がさらに気に障ったらしく、繭子は盛大に顔をしかめた。


「ショーリはお代わり禁止」