第2Q(クォーター)が終わったとき、得点は58対45でうちが13点のリードだった。

ハーフタイム。
作戦板に矢印をいっぱい書きながら五十嵐先生が一通り指示をだした後、


「…カナタ」


堀北さんが眞鍋くんを呼んだ。