【完】バスカン!!



小さく笑った眞鍋くんのそばにあたしも座る。

視線の高さが同じになった。


「結果的にどのポジションもできるようになったってだけ。最初から万能だったわけじゃない」


言葉を切って、眞鍋くんはあたしをじっと見つめてきた。