足が床について、いつもの景色が戻ってきた。 でも、眞鍋くんは非常灯の明かりを背にしてて、表情がよく見えない。 「…大丈夫?」 絶対、何か悩み事を抱えてるはずなのに。 ありきたりの言葉しか出てこなくてもどかしい。