「…眞鍋くんて、特別なひとだよね」 「どーいう…意味?」 「眞鍋くんが見てる景色は、他のひとには見えないから」 「それ身長のこと?全国行けばオレより高いヤツなんてごろごろいるよ」 軽く笑う声が、暗い体育館の床に落ちた。