「夜も蒸し暑いもんなー。でもちゃんと寝ないともたねーぞ」 唇だけで笑いながら、大きな手でポンポンって。 あたしの頭を撫でてくれる顔が、やっぱり苦しそうに見える。 「眞鍋くん、大丈夫?」 「え?」 「もしかして、どこか痛いの?」