そばで見たら、全身汗だくなのが分かった。

雨に濡れたみたいに、顎の先から滴がこぼれてる。

反射的に拭いてあげたくなったけど、タオル持ってきてなくて。

困って眞鍋くんを見上げたら、


「…なにバタバタしてんの水嶋」


苦笑されちゃった。