水嶋がそばにいるときに繰り返し襲ってくる甘い疼きを、何て呼べばいいのか――― 「花火するの、この夏はじめて。なんかうれしい」 花火の光に照らされた全開の笑顔を見た瞬間、 分かってしまった。 「…そっか」 ―――オレ、水嶋が好きなんだ。