「花火?」

「うん、繭子と二人でいっぱい買ってきたんだ」

「へぇ。水嶋、嬉しそう」

「うん、花火すごく好きだから」


手を伸ばして、小さい頭をポンポンと撫でる。


「もー…縮むからやめてってば」

「だから縮むわけねーって。さっさと食おうぜ。花火、好きなんだろ?」