【完】バスカン!!



浜辺に着いたら、


「…スゲー」


夕陽が海に沈んでくところだった。

思わず呟いたら、


「お疲れさま。はい」


タオルを差し出す華奢な腕、
柔らかそうな頬、
小さな唇―――


全身をオレンジに染めて、水嶋がそこにいた。