「蓮!!」 後ろから声がした。 振り向くとアイツが立っていた―――― 『……由樹』 「オレさ、色々考えたんだけど、舞台の事とか…………約束とか」 『えっ……。覚えてたのか……?』 「当たり前だろ」 由樹は少し照れながらはにかんだ。 『じゃあ……』 「作ろうぜ。一緒に。最高の舞台を!!」 拳をオレに突き出す。 『あぁ!!』 オレは拳を突き返した。