可奈は裕美の部屋の前に立っていた。
木製のドアにはテディベアの絵が描かれたハート型のドアプレートが下がっている。
トールペイントを習っている母親からプレゼントされた物らしい。
裕美から借りた物なんて、ほんとうは何もないんだけど。
順一にああ言われては仕方がない。
しばらく裕美の部屋で時間をつぶすことにした。
「…え?」
裕美の部屋から、ガタガタとタンスの引き出しを開け閉めしているような音が聞こえる。
空耳かもしれないので念のため、ドアに耳を押し当てて中の様子を伺ってみた。
木製のドアにはテディベアの絵が描かれたハート型のドアプレートが下がっている。
トールペイントを習っている母親からプレゼントされた物らしい。
裕美から借りた物なんて、ほんとうは何もないんだけど。
順一にああ言われては仕方がない。
しばらく裕美の部屋で時間をつぶすことにした。
「…え?」
裕美の部屋から、ガタガタとタンスの引き出しを開け閉めしているような音が聞こえる。
空耳かもしれないので念のため、ドアに耳を押し当てて中の様子を伺ってみた。
