「そんな……それじゃあ全員が怪しいってことになる……」
可奈は愕然とした。
可奈の制服のポケットに指輪を入れたであろう人物は、立花の婚約者である田中理恵の失踪にも関わっている可能性があるのだ。
指輪を入れた人物が判明すれば、理恵の消息も自ずと掴めるに違いなかった。
「立花さん、その指輪証拠になりますよね。警察には届けないんですか?」
「もちろん警察に届けるさ。明日の朝1番に持って行くつもりだ」
「あたしたち指輪にいっぱい触っちゃったけど、大丈夫かな?」
「あぁ、知り合いの刑事に伝えておくから心配しなくていい。大学時代の後輩が雛森警察署にいるんだ。山崎大介って言うんだが」
「やまざきだいすけ?」
どこかで聞いたような名前に可奈は小首を傾げた。
「あれ?山崎って確か……」
可奈は愕然とした。
可奈の制服のポケットに指輪を入れたであろう人物は、立花の婚約者である田中理恵の失踪にも関わっている可能性があるのだ。
指輪を入れた人物が判明すれば、理恵の消息も自ずと掴めるに違いなかった。
「立花さん、その指輪証拠になりますよね。警察には届けないんですか?」
「もちろん警察に届けるさ。明日の朝1番に持って行くつもりだ」
「あたしたち指輪にいっぱい触っちゃったけど、大丈夫かな?」
「あぁ、知り合いの刑事に伝えておくから心配しなくていい。大学時代の後輩が雛森警察署にいるんだ。山崎大介って言うんだが」
「やまざきだいすけ?」
どこかで聞いたような名前に可奈は小首を傾げた。
「あれ?山崎って確か……」
