ノイズ

「坂井とも話していたんだが、何か進展はあったかい?」



「友達から聞いたんですけど、死のサイトっていうのがあるらしいんです」



「死のサイトだって?初耳だな」



「見ると必ず死ぬって言われてる携帯サイトらしいんです。何でも呼ばれないと見つからないって噂で…あたしたち探してみたんですけど、見つかりませんでした」



「…単なる噂話じゃないのか?都市伝説みたいな」



「でも、死のサイトで検索したらかなりヒットがあったみたいだし、単なる都市伝説でもないと思うんですけど」



「…………」



立花は首を捻っていたが、おもむろに口を開いて言った。


「俺の同僚に聞いた方が早いな。これから外に出れるか?」



「じゃあ、おばさんに聞いて来ます。文也も一緒に行っていいですか?」