なんだ…先輩指導してくれないんだ…。
「で、代わりに別の奴でいいか?」
「あ…はい…。」
本当はその逆だった。
「よし!リンー!!ちっと、来てくれるかー!!」
先輩が体育館のすみっこに向かって叫んだ。
リン?
そんな人いたっけ?
すると茶髪の男が走って来た。
「なんすか?部長。」
ものすごく大人びた声だった。
オマケに背が高く、クールで美形だった。
でも…この顔…誰かに似ているような…。
「わりぃな。リン。お前に頼みがあるんだ。
大会までの間、しばらくこの子の指導してくんねぇか?」
するとリンと呼ばれる男はハァとため息をついた。
「葉月。コイツは
早風 稟。
お前が辞めた後に入って来た奴だ
リン、この子は葉月リカ。ちなみにお前と同い年だ。」
えっ!!同い年!?
「あっ。よ、よろしく」
しばらくリンは黙っていたが「よろしく」とボソッと言うとサッサと行ってしまった。
「まぁ、ああ見えて結構優しい奴なんだ。仲良くしてやってくれ。」
じゃあ、と言って先輩は走って行ってしまった。
私はとりあえずリンのいる方へ行った。
リンは1人で柔軟をしていた。
私に気づくと「早くやれ。」とボソッと言った。
私も慌てて隣に座って柔軟を始めた。
一年ぶりだから体が固く感じる。
前は足も180°開いたのに今は130°くらいしか開かなかった。
「固てぇな。」
いきなりリンが私を見ながら言ってきた。
「ダンス…何年ぶりっつったっけ?」
「えーと…一年くらい…。」
「で、代わりに別の奴でいいか?」
「あ…はい…。」
本当はその逆だった。
「よし!リンー!!ちっと、来てくれるかー!!」
先輩が体育館のすみっこに向かって叫んだ。
リン?
そんな人いたっけ?
すると茶髪の男が走って来た。
「なんすか?部長。」
ものすごく大人びた声だった。
オマケに背が高く、クールで美形だった。
でも…この顔…誰かに似ているような…。
「わりぃな。リン。お前に頼みがあるんだ。
大会までの間、しばらくこの子の指導してくんねぇか?」
するとリンと呼ばれる男はハァとため息をついた。
「葉月。コイツは
早風 稟。
お前が辞めた後に入って来た奴だ
リン、この子は葉月リカ。ちなみにお前と同い年だ。」
えっ!!同い年!?
「あっ。よ、よろしく」
しばらくリンは黙っていたが「よろしく」とボソッと言うとサッサと行ってしまった。
「まぁ、ああ見えて結構優しい奴なんだ。仲良くしてやってくれ。」
じゃあ、と言って先輩は走って行ってしまった。
私はとりあえずリンのいる方へ行った。
リンは1人で柔軟をしていた。
私に気づくと「早くやれ。」とボソッと言った。
私も慌てて隣に座って柔軟を始めた。
一年ぶりだから体が固く感じる。
前は足も180°開いたのに今は130°くらいしか開かなかった。
「固てぇな。」
いきなりリンが私を見ながら言ってきた。
「ダンス…何年ぶりっつったっけ?」
「えーと…一年くらい…。」


