「い、伊藤‥くん!!」 仙道くんを思い切り突飛ばして 伊藤くんの方へ走る。 「いとう、く‥」 その瞬間、抱き締められた。 もちろん目の前の伊藤くんに。 仙道くんとは違って 伊藤くんにはぬくもりがある あったかさがあるんだよ‥ 「トモ、次からは俺が里紗を守る」 伊藤くんはそう言い放って あたしの手を握って教室を出た。 「また、ごめんな?」 下駄箱のところで伊藤くんが 申し訳なさそうに言った。