天使と悪魔―先生と彼女、二人の特別な事情

◆告白2/4◆

「みずえが好きだからだよ。好きな人の喜ぶ顔が見たいと思うのは当然だろ?」

私の手の下でみずえちゃんの手は強張っている。

「そうだったの・・・・・・でも・・・・・・」

みずえちゃんはそこから先の言葉を続けようとしない。


「でも・・・何だい?」