天使と悪魔―先生と彼女、二人の特別な事情

◆カフェ2/3◆

クリームたっぷりの苺ショート!

一口食べただけで甘さで気分が悪くなりそう。

私はあっさりした和食党だから甘いものが苦手。素朴な和菓子がいい。

みずえちゃんがすごい甘党なのを忘れていた。

ケーキの残りをどう処理しようかと悩む私。一方、みずえちゃんは目をきらきらさせてケーキを平らげている。

完全に私の存在を忘れている・・・。

さてここに何をしにきたのかな?

「で、さっきの話の続きだが」

「あ・・・すいません。ケーキに夢中で」

夢から覚めたようにみずえちゃんが言う。