何がりりしいって、あれは反則だろ。

藤沢。
超かっこいい。


黒い学ランに、白い手袋、地面に届くくらい長いハチマキ。
(藤沢のハチマキは地面に届いちゃってるけど)
そして涼やかな、素晴らしくよく通る声。

そして決めポーズというのか、空手の型みたいなやつが、
なんていうのか……
"かっこかわいい"?
あんなにかわいらしいのに、一方で、かっこいいんだ。


"ホントは空手部に入りたかったらしい"という祐一の言葉を思い出しながら、
俺はもう、自分も声を出さなくちゃいけないってことは頭からすっぽ抜けて、
拍手も忘れて、藤沢に見とれていた。