「神流~ なんか眠くなってきたぁ」 遥は子供みたいに 甘えた声で 上目遣いに言う 今、遥とお花見をしてる事がすごく 不思議に感じたし つい1週間前ぐらいまで 名前すら知らなかった人と こうやって2人で笑って る事はなんだか変なかんじがした なんでだか 考えてみたりもしたけど なんにも考えてなさそうな遥の 笑顔を見てたら なんだか この公園に咲いてる木がサクラじゃなくて アンズである事も 遥が子供なのか 大人なのかも 今、ここにいる 訳でさえも なんでもいいような気がした