チュンチュン…
鳥の鳴き声がする…
今、何時?

寝ぼけて時計を見ると
8時半を差していた

「嘘ぉ!遅刻~」

慌てて制服を着替えて下を降りていく

「お母さん!どうして起こしてくれなかったのぉ!」
バタバタとパンを食べて
コーヒーを飲む

「起こしたわよ?起きなかったけど…」

ハッと気づくと時間はどんどん過ぎていく

「行ってきま~す!」

走って行くといきなり目の前に男の人が現れた

「えっ…きゃ…」

ドン!
という音と共に強くお尻をぶつけてしまった

うう…朝からついてない…
「大丈夫?怪我は…」

端正な顔立ちの男の人は車を呼んでくれた

「いえ!大丈夫です、こっちこそよく見てなくて…」
しばらく顔を見とれているとクスッと笑われてしまった

「学校でしょう?乗って行くといい」

そう言われたのでお言葉に甘えることにした