それにもしかしたらそうやって会ううちに高橋君に特別な何かを抱くようになるかもしれない


先のことは誰にも分からない



ちょうど漣のことにケジメをつけたんだ


何か踏み出すキッカケにはいいかもしれない


「いいのか?」

「いいよ。それより高橋君が大丈夫なの?」


こうやって会う約束をしてるけど私達はもう3年


冬には受験が待っている


うかうかしてられる状況じゃない


特に進学校に通ってる高橋君は大変そうだけど…


「大丈夫。俺推薦でほぼ確定してるから」

「そうなの?」

「まぁね」